shimanikki’s blog

ぼのぼの好きの妻を持つ夫によるブログ。2019年4月からドイツ デュッセルドルフに滞在。語学学習について、海外生活についてなど真面目に投稿していきます。

④英検1級2次試験当日

二次試験当日についてです。緊張と時間がたって忘れてしまったこともあり、覚えている範囲で記載します。

 

・会場入りまで

事前のネットのリサーチにより、

・到着順の受験となり、多少時間に余裕を持って到着してもかなり後の面接になる

・会場で受け付け時点で携帯の操作が禁止になる

らしいという情報を得ておりあらかじめこれまでネタ・スピーチ考えのまとめを印刷し、1時間半ほど前に会場入りしました(自分は集中力が持たないタイプだったので、早めに終わらせたいと思っていました)。確か、9時半開始と10時半開始の2つのスロットがあり、自分は2つ目のスロット目としての受付を5番目位に早い順番で済ませ、あまり待ち時間なく最初のグループとして面談を設定できました。

 

・最初の待機場所→面接室までの移動

2スロット目最初のグループの一員として面接室の居室の前まで移動します。そこで10分ほど待機がありました。待ち時間の際、ハリーポッターのロンがシュッとした感じの、ブルーの細見のスーツをびしっと決めたスキンヘッドのおじさん(以後ロンと呼びます)が、トイレ休憩の為か出てこられ、隣の教室での面談を待機していた、帽子を被ったを若めの受験者の方に「ナイスハット!」とか何とか声をかけられていました。インタラクションで点数稼ぎたいと思っていたので、あの人いいなぁ、と思いました。

 

・入室

ロンがトイレから戻ってきた後、タイムキーパ役の日本人の方に入室を促され、入室。その方がドアを開けてついていく形だったので「ドアをノックしてMay I come in」とかは言いませんでした。かなり緊張していて、あたふたしておりました。

 

・挨拶

面接官は、ロンと日本人の女性の方(翻訳をしてる風だったので、以後翻訳家さんと呼びます)。ハロー、ハロー、くらいのあいさつをそこそこに、ロンに座るように促され、ロンと翻訳家さんからお名前の自己紹介紹介があり、自分の名前と英検一級の受験することで間違いないか、とかの確認がありました。イエスと答えた後、ロンから"Tell us about yourself"を言われます。

予めネタは考えていましたが、緊張がピークに達しており、2秒弱固まった後、声が裏返るギリギリの上ずった感じで「IT企業に勤めている(具体的に会社名も言いました。これは、ネイティブの先生との練習で、もにゃもにゃしてないで言い切った方がよい、というアドバイスを受けていたため)、担当している製品はこういったもので、職種はこう、近々海外赴任する」とあらかじめ決めていた内容を何とか絞り出しました。「へー、海外に住むの楽しみ?」とロンからお決まりの質問があり「yes, exited!初めての海外に住むので」と答えたところで終了。

そういえば、その後トピックカードの説明か何かを、翻訳家さんにされたときに、言っていることが聞き取れなくて「えっ??」って言っちゃった気がします。

 

・トピック選び・スピーチ検討(1分)

5つのトピックの最初に、過去に出題されたと思しき(?)

 多国籍企業は力を持ちすぎているか

というトピックスがあり、これに即決めました。GAFAがらみで何か言おうと思い、そのころ話題になっていたAmazonのニュースが頭に浮かびましたが、他にアイデアも浮かばず、過去問対策であらかじめ類似の質問対策で考えていた、自分の勤務先が置かれている環境に絡めたストーリーで話そうということだけ決めました。

後の4つのトピックスは、一応目だけ通しましたが、全く頭に入りませんでした

 

・スピーチ(2分)

①導入

対策本とかで出ている「反対意見もあるけど、私は賛成です」といったことを機械的に言った覚えがありますが、いちいち「反対意見あるけど」は言わなくてもよかったかなと思います。

 

②理由の説明

理由の1つ目に、日本でもGAFAが力を持ちすぎていて問題になっている。

その例1として、Amazonが出展店舗さんに不利な条件を強いた、といったニュースが話題になっている、と述べました。反応も、悪くなかったと思います。

その例2として自分の勤めているIT企業はGAFAとビジネスドメインが被っていて、マーケットシェアを失っている、政府はもっと国内の企業を保護すべきだ、と説明しました。これも、具体的だったかわかりませんが、反応は悪くなかった気がします。冒頭で企業名を言いきっていたので、相手もイメージがしやすいようでした。

例3として、アメリカでもHuawai製品を排除する動きがあること、セキュリティ問題が口実だが、その実国内産業(CiscoやHPEとか)の保護であり、日本でもその動きに追従して、やっと国内企業の保護に乗り出している事、を述べました。

 

理由1つと例3つで、結論もないまま時間を迎えてしまいました。ただ、「小ぎれいにまとめるよりは実例を突っ込む」ことに重きを置いていたので、自分の中では良しでした。時間切れとなった時も翻訳家さんにもやさしく「OKですよ~」的なことを仰ってもらえました。

 

 

「ビジネスわかっている風」にちょっとイキりすぎたかもしれないなと思いました。これが、質疑応答の1つ目に難しめの質問が来た原因かもしれません。

 

・質疑応答(4分?)

質問:1つ目、ロンから早口で何かを聞かれましたが、本当に一切理解できず、「えっそそそーり?」と聞き返しました。ロンはチッ・・といった仕草で「知らないか、いや、僕が悪い、これはアメリカで使われている表現だからね」とかなんとかフォローしてくれ(てかロンイギリス人じゃなかったんだ)、別の言い方で質問をもう一度繰り返してくれましたが、3センテンスくらいあるうちの最後のセンテンスしか理解できませんでした。

→これ以上聞いたらマズイ雰囲気(会話が成立しない)だったので、ほぼあてずっぽうで、ある程度の長さの文章で何かを答えましたが、ロンは怪訝な感じだったと思います。

 

質問2:翻訳者さんから、何か聞かれたような気がするのですが覚えていません。

→多分さえない返事をしたと思います。

 

質問3:ロンから、上記の私の回答に絡めてか「いろんな国の間で、ルールを定めるのはどう?」というような質問がありました。

→「いいと思うけど、その手の決め事ってステークホルダーの間の調整が難しいから。この国は肉を売りたいとか、この国はこの産業を保護したいとか・・・Good if possible(愛想笑い)」と、これもさえない返事をしました。素直にイイネと賛同して方法とか述べた方がよかったかもしれませんが、思いつきませんでした。

 

質問4:翻訳者さんから「国内企業を保護しても消費者目線では、いいサービスが受けられないんじゃない」

 →想定していた質問でしたが「その通り、まったく同意です、Amazonのサービス大好きですしhaha。自分の会社も政府に守ってもらっているばかりではだめだと思います。自分にできることとして、競合他社やマーケットの情報を常にインプットして、製品やサービスが魅力になるように勉強しています」と、説得力のない答えになってしまいました。翻訳家さんは、うーん・・といった感じでしたが、ここで、ちょうど時間になり面接を終わりました。

 

スピーチは、少なくとも自信がある風に、作戦通り実例を挙げながら話せたかな、と思いつつ、質疑応答がちょっとマズかったかなぁという印象でした。1次試験でリスニング89%の得点を得ている状態でしたが、面接官二人それぞれ一回ずつ、なにをいっているのか聞き取れないときがあり試験の雰囲気なのか、interactiveなコミュニケーションの難しさを感じました。

 

 ただ「当てずっぽう・さえない返事」、等と書きましたか、一応入社以来海外関係の仕事をしており、自己評価が低いのかもしれません。先日も、英会話レッスンのネイティブの先生からも、humbleすぎる、自信を持てと言われました。

自分も二次試験の前に、採点基準が一番気になるところでしたので補足しますと、少なくとも黙りこくる事はしませんでした。